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「好きやってんよ。ホンマ好きやってん」
目の前で震える躰を抱き締める事は出来なくて、
それなのに抱き締めたいと思う気持ちは
止められなくて……
差し出しただけの手が
行き場を無くして彷徨う。

お前がアイツの事を好きなのは知ってたよ。
アイツに付き合ってる彼女が居るのも知ってた。
だけど言えなかった。
ごめんな。
お前の傷付いた姿を見るのが嫌だったんだ。

でもお前……知ってたんだな。
全部知っててアイツの事好きだったんだな。

なあ、だけどこれは知らないだろ?
俺がお前を好きなんだって。

「今でもメッチャ好きやねん。せやけど困らせたい訳とちゃう」
「うん……」
頷いて背中を撫でてやると、
俺にぎゅっと抱き付いて来た。
あぁ。欲望と理性の戦い。
そんな阿呆な事を考えながら顔を覗き込むと、
涙を一杯溜めた瞳が、俺の胸に擦り付けられた。
「鼻水付けんなよ?」
わざと軽い口調で告げると
「付けんわ、ボケッ」
と返って来た。
それでも鼻を啜る音は止まらなくて、
あぁ、もう……。

愛しい。

今すぐじゃなくて良いよ。
だけど、いつかは気付けよ?
お前がアイツを見てたのと同じくらい……
いや、それ以上に
お前の事見つめてる奴が居るんだって事。
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似ている事に
安心していた。
同じである事が
嬉しかった。

何を勘違いしていたのだろう?

俺とあいつは
決して同一では無いのに……。

二人は似ていないと
言われるのが恐かった。
……二人の距離が離れるみたいで嫌だった。

でも気付いたんだ。
俺はただお前の側に居たかった。
離れたく無かったから
似せていた。

だけど贋者の関係はそう長くは続かない。

でも、もし……
そのままの俺でも
良いと言ってくれるなら、
俺は俺として
お前の側に居たい。

なぁ、俺は、お前の隣に
居ても……良いか?
愛した人には愛する人が居て
愛した人の愛する人にも愛する人が居て
愛した人の愛する人の愛する人は
俺を好きだと言った。

愛する人とは一緒になれないだろう。
だけど
愛していない愛してくれた人と
一緒になるのは幸せなのだろうか?

この見事なまでの一方通行な四角関係に
出口はあるのかな?

何度も考えた……。

どうして別々に生まれてきたのだろう……と。

僕達が個々の生命として誕生しなければ…
こんなにも片割れを求めなくて済んだだろうに。

僕らは半分だけど、ひとつで……。
別々だけど同一で。
同じであって違うもの。

どうして2人で生まれてきたのかは知らない。
分かるのは…2人だから繋がれるんだ……。
1つになれるのだという事。

神に背いたこの所業……それでも、
僕らを二人で誕生させたのは貴方だから……
僕達のしてる事を間違ってると言わないで下さい。

ただ…好きだという想いを……貫かせて下さい。
罪を背負っとしても尚
愛しいと思える人だから……。

心なんて無かったら
こんなに辛くはなかっただろう

いっそ

この気持ち全部

この雨が洗い流してくれたら良いのに……。
ピアスを開けた。

アイツと同じ場所に
同じ石の……。

髪も、少しだけ明るくした。

多分今なら鏡合わせ。

それでもやっぱり
アイツじゃないと
ダメなの?

違いなんて分からない。

だけど貴方にとって
僕等は別人なんだね。

同じにして……違うモノ。

ねぇ僕は、
兄さんになりたかった。
見つめる瞳も
話し掛ける声も
触れる体温さえ
あの頃と何も変わらない。

変わらないのに……
あの時とは
何もかもが違ってしまった。

人はどこまで貪欲になれるのだろう?

欲して、手に入れて

それでもまだ足りなくて……。

もっと……

もっと欲しくて。



ねえ、俺だけ……

愛してよ。
飲み会があった。

適度に飲んだ。

だからといって
それほど酔ってはいない。

ただ飲み会の事を伝え忘れてた。

ついでに携帯の電池が昼前に切れた。

そんでもって固定電話を持たない家で同棲中の
恋人の携帯番号を覚えている程の頭脳も
生憎と持ち合わせていない。

だからって
なあ?
いきなり殴るか?

しかもグゥ。


有り得ねえ。

だけど、さ。
あいつがすっげぇ泣きそうな目で見るから
あぁ俺が悪かったんだなって思った。

「生きてて良かった」

ってお前……どこまで想像してたの?
開かない扉をじっと見つめる。

静寂の中

不意に聞こえたサイレンに身体がびくりと跳ねた。

動かないドアノブ。

遠ざかるサイレン。

なあ……少しは考えろよ。

いつもは一緒に過ごしてる時間に
お前が居ない。
それが俺にとってどれほどの恐怖か……考えろ。

お前今、何処に居る?

携帯持ってんだろ?

メールでも良いよ。

一言で良い。

無事な事を俺に報せろ。

震える肩をぎゅっと掴む。

恐い。

恐い。

恐い。

今此所にお前が居ない。

それが堪らなく恐い。

この扉が開くまで、
多分俺は此所から動けない。

もう聞こえないサイレン。

どうかそれが愛しい人を奪ってしまわない様に……

ただひたすらに

彼の帰りを待つ。

望んだのは
そんな大したものじゃない

笑って欲しかった

ソレだけだったんだ
どうしようもない
心の温度差に気付いたら

もうダメなんだなって
思った。

だけど……
この気持ちはどうしたらいいんだろ?

行き場を見つけられなくて、
苦しい。
この気持ち全部
明日になったら
なくなってしまえば
良いのに……
何回も削ったり重ねたりしたキャンバスには
すでに初めにのせてた色は存在しなくて
ただ、深い色が表面で波打っている。
最初の頃に敷いていたのは
優しくて明るい色だったはずなのに
今は少し……暗い。
まるで、本当の気持ちを
何遍も違う色(おもい)を重ねて
隠してる……俺みたいだ。

独特な油の臭いと手入れの面倒さから
油絵は描かないと決めているあいつの絵は
澄んでいて綺麗だ。
水彩ならではのタッチで
優しく描くあの絵が俺は好きで……
あいつの感受性に憧れた。
そして、それに比べて……と
何重にも重なる絵の具の層を撫でる。

乾き切っていないそれが、
クニャッと少しだけ形を変えた。
指紋が付いてしまった事に慌てて指を離すと、
水を入れ替えたらしいあいつが戻ってきた。
「相変わらず迫力あるな」
そう呟いたあいつの顔を盗み見ると、
眩しそうに目を細めている。
俺からしたら、
あいつの作り出す優しい色の方が何倍も好きで
重ねに重ねているだけのキャンバスの上で
一体何層出来てるのかも分からない自分の絵のどこに
迫力を見出だしてくれたのか良く分からない。

なぁ、俺が隠してる気持ちを告げたら
お前は俺を軽蔑するだろうか?
もう今までみたいに接してはくれなくなるだろうか?

心の奥の本当の気持ち

全部……全部

この油彩みたいに

覆ってしまえたら良いのに。


だけど……
いつかこの気持ちを
伝えても……良いか?
画用紙にのせたのは
どこまでもどこまでも
澄んだ色彩。

けれど、筆を清めたソレは
酷く濁っていて……
綺麗な色(おもい)も
混ざりあえば
どす黒く姿を変えるだと知った。

俺の想いもきっと
この濁水と変わらない。

いくら綺麗な言葉を並べても
混ざりあってしまえば
ただの汚水。


なぁ、だけど

好きだよ?


俺の想いが
例えば泥水と変わらない様なものにしか
映らなかったとしても
確かにその中には
好きな人を
ただ純粋に想う
清水も存在するんだ。

混ざりあって
ソレはとても分かり辛いだろうけど
確かに……存在するんだ。
memo
大概BLで時々どっちつかず(笑)
ちゃんとしたストーリーと通常日記はありません。

カテゴリー説明
詞 ⇒ 書きなぐり。時々私的メモ。
彼之詞 ⇒ サイトのキャラの詞綴
君之詞 ⇒ 学生二人が交互に心情を綴ってます。
掛詞 ⇒ 1種を両視点から。
他 ⇒ お知らせ、その他。

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